「もしもの事故が起こった時、しっかり対応してくれる保険会社はどこ?」
「事故相手が怒っていたら、頼りにできる保険会社に加入したい」
この記事はそんな方へ書いています。
はじめまして。
国内大手の自動車保険会社に勤務していた保子(やすこ)と申します。
自動車保険の専門家として働いていた経験を生かして、正確にわかりやすく解説します。
自動車保険に入るなら、頼りになる保険会社が良いですよね?
実は、第三者の立場である評価会社から「事故対応満足度ランキング」が発表されています。
この記事では、各社が発表している「事故対応満足度ランキング」をまとめて、元保険会社の私なりの総評を加えています。
これを見れば「頼りになる保険会社はどこなのか?」を見つけることができるはずです。
あなたの自動車保険選びの一助となれば幸いです。
世界的調査会社「J.D.パワー」
J.D.パワー社は、アメリカを拠点とする国際的な顧客満足度の調査会社です。
日本のみならず世界的に市場調査を行っており、客観性では最も信頼できるデータと言えます。
事故対応満足度ランキング
順位 | 保険会社 | ポイント |
---|---|---|
1位 | ソニー損保 | 705 |
2位 | 富士火災 | 696 |
3位 | チューリッヒ | 687 |
4位 | 損保ジャパン日本興亜 | 686 |
5位 | AIU | 684 |
6位 | 東京海上日動 | 678 |
7位 | アクサダイレクト | 669 |
8位 | セゾン自動車火災 | 663 |
9位 | あいおいニッセイ同和損保 | 661 |
10位 | イーデザイン損保 | 656 |
[出典:J.D.パワー 2017年日本自動車保険事故対応満足度調査]
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総評
JDパワー社によると、事故対応満足度の平均値は低下しつつあるようです。
今後は「事故対応サービス品質に力を入れている会社」と「そうでない会社」とに分かれてくるかもしれません。
こういったランキングを参考にしながら「事故の時にしっかりと頼れる会社」を選びたいものです。
1位:ソニー損保
ソニー損保は2年連続1位です。
「保険料は走る分だけ」という安さが魅力の自動車保険なので、「事故対応満足度1位」というのは正直とても意外な順位です。
通販型自動車保険で「十何年も売上No.1」を記録している理由は安さだけではない、ということでしょうか。
2位:富士火災
2位には「中堅損保として小回りの利く対応」が強みの富士火災です。
自分よりも大きな会社を押しのけて2位に選ばれているのは「優良会社」の証ですね。
「富士火災は担当者がとても丁寧」という話をよく聞きますので、ぜひ候補に入れたい保険会社です。
3位:チューリッヒ
3位には外資の損害保険会社であるチューリッヒが入りました。
過去には外資系損保と言えば「料金は安いが、サービスは悪い」と言われていました。
しかし、日本の消費者はサービスの質も求めます。
そういったニーズをキャッチして、安さを維持したままサービスを向上させている点は非常に評価できます。
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ランキング会社「オリコン株式会社」
日本で一番有名なランキング会社「オリコン」です。
音楽ヒットチャートの調査がメインですが、自動車保険についてもランキング付けを発表しています。
事故対応満足度ランキング
順位 | 保険会社 | 点数(100点満点) |
---|---|---|
1位 | イーデザイン損害保険 | 75.69点 |
2位 | セゾン自動車火災保険 | 75.57点 |
3位 | ソニー損害保険 | 75.50点 |
4位 | チューリッヒ保険 | 75.34点 |
5位 | アクサ損害保険(アクサダイレクト) | 74.82点 |
6位 | AIU損害保険 | 74.73点 |
7位 | 三井ダイレクト損害保険 | 74.66点 |
8位 | 富士火災海上保険 | 74.54点 |
9位 | SBI損害保険 | 73.97点 |
10位 | 日新火災海上保険 | 73.95点 |
11位 | 東京海上日動火災保険 | 73.90点 |
12位 | 損保ジャパン日本興亜 | 73.87点 |
13位 | 朝日火災海上保険 | 73.65点 |
14位 | 三井住友海上火災保険 | 73.64点 |
15位 | そんぽ24損害保険 | 73.02点 |
16位 | 共栄火災海上保険 | 72.76点 |
17位 | あいおいニッセイ同和損害保険 | 72.55点 |
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総評
オリコンは、評価会社の中で最多である17社のランキングを発表しています。
評価会社によっては保険会社に配慮して点数が低い会社名を発表しないケースもありますが、ここまでしっかりと発表していることにランキング会社としての姿勢を感じます。
1位:イーデザイン損害保険
1位は、東京海上グループのイーデザイン損保です。
CMでは「事故解決のプロフェッショナル」というキャッチコピーを使って、「事故対応の品質の高さ」をアピールしています。
実際の利用者からも「事故が解決するまで丁寧に担当してもらえる」と評価されています。
通販型自動車保険という低価格帯の自動車保険でありながら、高いサービス品質も兼ね備えた会社として非常に評価できます。
2位:セゾン自動車火災保険
2位はセゾン自動車火災です。
この会社の特徴は何といっても、事故が起こった際に大手警備会社「アルソック」の隊員が駆けつけてくれる点です。
事故現場は危険な場所だったり、事故相手が怒っている(または怖い人)ということも十分に考えられます。
その際に、プロの警備会社が自分を守ってくれるという安心感は非常に大きく、これが高い事故対応満足度に繋がっています。
3位:ソニー損害保険
JDパワーの事故対応満足度で1位だったソニー損保が、こちらでも3位に入っています。
違う評価会社でもちゃんと評価されているのは「本当に良い会社」の証と言えます。
実際に利用者からは「ソニー損保は対応がスピーディー」という声が多く聞かれています。
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保険代理店「ウェブクルー」
保険の販売を行っている大手代理店が自動車保険のランキングを発表しています。
自動車保険の専門家たちによって集計されたランキングなので、とても参考になります。
事故対応満足度ランキング
順位 | 保険会社 | 総合満足度(※最大5pt) |
---|---|---|
1位 | ソニー損保 | 3.946pt |
2位 | イーデザイン損保 | 3.941pt |
3位 | 損保ジャパン日本興亜 | 3.876pt |
4位 | セゾン自動車火災 | 3.859pt |
5位 | 共栄火災 | 3.852pt |
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総評
点数を見てみると、ランクインしている5社に大きな違いはありません。
僅差の違いであることを考えると、この5社であれば安心して任せられると考えられます。
1位:ソニー損保
1位は、CMなどでおなじみのソニー損保です。
コストカットにより保険料が割安な通販型自動車保険でありながら、「対応がスピーディー」や「担当者からの報告がマメで安心できた」など、満足度の高いサービスを提供しています。
事故を起こしてしまった時は不安でいっぱいです。
そんな時に、保険会社の担当者から素早い対応とマメな連絡があれば、非常に安心できますよね。
代理店型に負けない満足度を得ているソニー損保は、おすすめの保険会社の一つです。
2位:イーデザイン損保
2位には、事故の解決まで高い品質を提供するダイレクト型損保の「イーデザイン損保」がランクインしました。
事故相手が怒っていた場合に、イーデザイン損保に電話をすると電話口の方が事故相手と電話で直接話してくれるサービスが人気です。
保険会社の担当者は知識も経験もあるため、相手への謝罪や今後の進め方などをきちんと説明してくれます。
これによって「相手の怒りも収まり、示談交渉も上手った」というのが魅力です。
当事者同士で話すことは良くないため、第三者である保険会社がすぐに間に入ってくれるのは大いに評価できますね。
3位:損保ジャパン日本興亜
3位は損保ジャパン日本興亜がランクイン。
親切なサポートが長所の「代理店型」の自動車保険です。
「保険会社」と「保険の販売代理店」とダブルのサポート体制なので、仮に保険会社が営業時間外でも、販売代理店が対応してくれることがあります。
販売代理店としては、自動車保険を契約し続けてもらわないと売上がなくなってしまうため、保険会社よりも親身になって接してくれます。
そうした手厚いサポートを望んで代理店型の自動車保険を希望するのであれば、保険会で選ぶよりも、販売代理店の担当者の人柄(善し悪し)で選ぶほうが良いと言えます。
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大手比較サイト「価格.com」
大手の価格比較サイトである「価格.com」も自動車保険のランキングを行っています。
家電やサービスだけでなく、自動車や自動車保険の比較にも力を入れています。
事故対応満足度ランキング
順位 | 保険会社 | ポイント |
---|---|---|
1位 | AIU損害保険 | 80.31pt |
2位 | 三井住友海上火災保険 | 79.06pt |
3位 | 東京海上日動火災保険 | 79.01pt |
4位 | ソニー損害保険 | 78.90pt |
5位 | 富士火災海上保険 | 78.67pt |
6位 | 損保ジャパン日本興亜 | 77.72pt |
7位 | 日新火災海上保険 | 77.65pt |
8位 | チューリッヒ保険会社 | 77.12pt |
9位 | 朝日火災海上保険 | 75.94pt |
10位 | アクサ損害保険 | 75.64pt |
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総評
1位の日新火災が唯一の80ポイント超え。とはいえ、2位の三井住友海上火災保険や3位の東京海上日動火災保険と僅差です。
1位から3位まで、代理店型の保険会社が占めています。
事故対応満足度ランキングという特性上、料金の安さ以上に、代理店型のサポート体制の良さが評価された形です。
とはいえ、料金が安いダイレクト/通販型も4位にソニー損保、8位にチューリッヒ、10位にアクサダイレクトが食い込んでおり、「代理店型=絶対良い」という訳ではなさそうです。
事故対応の評価の高さと料金のバランスを見ながら、加入する保険会社を選ぶ参考にしてください。
1位:AIU損害保険
事故対応満足度は、事故などで保険会社に連絡した経験のある人の評価です。
そういう意味では、保険会社と代理店の両方がサポートしてくれる「代理店型」の損害保険会社が強いと言えます。
口コミでは、
「深夜に連絡下にも関わらず、担当者からすぐに電話を頂き、その事故が解決するまで親身にサポートしてくれた」
「保険に加入した時に説明してくれた担当者が、現場に飛んできてくれた」
など、満足度の高い内容が目立ちます。
2位:三井住友海上火災保険
2位の三井住友海上火災保険も、1位のAIU損害保険と同様に、代理店型の損保です。
事故対応満足度の評価ポイントである
「初期対応」
「関係者との調整」
「保険金の支払い」
「コミュニケーションの頻度とスムーズさ」
「事故処理手続きの迅速さ」
などで、高い評価を得ています。
代理店型の自動車保険は料金が高くなりがちですが、見積もりを取ってみて許容範囲内であれば、「安心を買う」という点では非常におすすめです。
3位:東京海上日動火災保険
3位も東京海上日動火災保険も、1位・2位と同様に、代理店型の損保です。
代理店の担当者のフォローがきめ細かい点が評価されています。
「事故を起こした時の処理が迅速で、連絡もマメだった」
「初心者だったが、代理店担当者がいつでも質問に答えてくれて安心できた」
「保険金の支払いの際、代理店担当者が保険会社との間に入ってくれた」
コストカットにより保険料が割安のダイレクト型と、保険料は割高だけど満足度が高い代理店型…それぞれに明確なメリットがあるため、それぞれの見積もりを出して予算と相談しつつ、選ぶのが「賢い自動車保険選び」と言えます。
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結局どの保険会社がいいの?
評価会社によって多少順位に差がありますね。
しかし、上位にランクインしている保険会社はどれもおすすめできます。
逆にランクインしていない保険会社は避けた方が良いです。
ランキングが複数あって「結局どの会社がいいの?」と思う方もいらっしゃるので、ランキング上位の保険会社をまとめました。
- ソニー損保
- 三井住友海上
- イーデザイン損保
- AIU損害保険
- 富士火災
- 日新火災
ランキング上位の保険会社を含めて自動車保険の一括見積もりをしてみませんか?
【マル秘】あなたの保険料が一番安くなる方法とは?
自動車保険の料金は、ぞれぞれの保険会社によって違います。
それは、保険会社によって「保険料の計算方法」が違うからです。
保険料の計算には
「運転者の年齢」
「免許の色」
「等級」
「走行距離」
…などいくつもの項目が使われます。
保険会社がどの項目を重視して保険料を計算するかによって、同じ人でも保険料は違うのです。
同じ人でも、保険会社が違うと保険料に何万円もの差が出ることもあるんです。
ランキング上位の保険会社のうち、あなたが加入する場合に「どの会社が高くなって安くなるか」わかりませんよね?
しかし、実はランキング上位の保険会社の見積もりをまとめて同時に取ることができるのです。
これなら、あなたの条件で一番安い保険料を見つけることができますね。
もちろん無料です。
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